Opentaikoとタタコン改造で遊んだ話
こんにちは。かえるです。
先日、ふと「太鼓の達人したい!」と思ったので、PCの太鼓の達人エミュレータで遊ぶことにしました。実はエミュレータの存在は前から知っていたのですが、昔使っていた古いパソコンではスペックが足りずに断念していました。
この記事ではタタコンを買ってきてから色々ソフトを試す過程を書いています。
注意:この記事を読んで損害を被ったり怪我をしたりしても責任は取れません。自己責任で試してください。
それではどうぞ!
タタコン&コントローラ
まずは肝心なタタコンです。ちなみにタタコンとは家庭用ゲーム機など用の太鼓型コントローラです。付属のバチで叩いて使います。エミュレータならキーボードでも出来るのですが、やっぱり太鼓を叩きたいので買うことにしました。
そしてどの機種のタタコンを使うかですが、PCゲームなどではwiiリモコンを使うことが多いので(bluetooth機器なので扱いやすいから)、それに接続できるwiiタタコンを買うことにしました。近くのハードオフに行くとジャンクコーナーにwiiリモコンが330円、wiiタタコンが550円で売っていました。実質今回の出費はこれだけです。
そして電池を入れてsyncボタンを押すと無事pcと繋がりました。このとき普通の設定アプリからではなく「パーソナルエリアネットワークに参加」というところから接続しました。詳細はググってみてください。
次にglovepieをダウンロードして太鼓をキーボード入力に変換します。公式サイトは閉鎖していますがInternet archiveからダウンロードできました。またgoogleで検索すると太鼓さん次郎 (エミュレータ) 用のglovepieのプログラムも出てきたので、読み込んでrunすることで無事タタコンで入力できるようになりました。メモ帳などを開いて叩くと
左カッ→d
右カッ→k
左ドン→f
右ドン→j
が入力されます。
エミュレータ
まず試したのは太鼓さん次郎です。エミュレータの中ではとても人気があります。本家風のスキンを入れて叩いてみました。感想は
長所…動作が軽い。シンプル。
短所…どこか物足りない。例えば成績発表のボイスがなかったり、グラフィックも味気ない。それと機能が少ないのでカスタマイズ性が悪い。
という感じでした。
そして色々調べているとOpentaikoというものを知りました。どうやらTJAplayer3というソフトをベースに作っているようで、オープンソースとなっています。
ちなみにこの3つは同じ.tjaという拡張子の譜面ファイルに対応していて、少し独自の機能があったりしますが基本的にファイルは共有できます。そしてこれを作成する専用のソフトもあり、音源と根気があれば新しい譜面を作ることもできます。
さらに操作もほとんど同じなのでglovepieのプログラムも編集せずに共有できました。
Opentaikoの話に戻って、このソフトも本家に近づけるためのスキンを配布してくださっている方がいます。opentaikoの最新版は0.5.4 (2022/07現在) で、discordサーバーを訪ねると対応したスキンを見つけることができました。古いスキンは使えないので注意しましょう。そして遊んでみた感想はこんな感じです。
長所…機能が多い。より本家に近いスキンをゲットできる。カスタマイズ性が高い。(踊り子や背景・フォントなどスキンも簡単にいじれる)
ちなみに僕はスキンを入れたあとにconfig.iniをいじってフォントを変更して遊んでいます。
短所…少し動作が重い。必要ない処理がある。(太鼓の向きを聞いたり「通信中」の表示が出るなど)
本家に近づけすぎたためにこのような処理が入っています。
ちなみに先ほどとは別のdiscordサーバーには現在収録されているすべての曲を配布している場所があります。
太鼓さん大次郎2に曲を一気に入れたいのですが最新の曲を全部ま... - Yahoo!知恵袋
↑ここで紹介されています。ダウンロードしたフォルダのジャンルごとにbox.def (ジャンルの設定ファイルです) 以外の中のフォルダをすべてopentaikoのsongsフォルダのジャンルに移すと読み込めます。全部で3GBくらいあったのでスペックが低いPCは厳しいかもしれません。
段位道場についても配布している方がいるのでダウンロードして遊べます。
タタコン改造
次はタタコンの改造についてです。
wiiタタコンは標準状態では反応が悪いので、分解して改造することによってすごく反応が良くなります。僕は色々なサイトを参考にして作業しているので、詳しくはググってみてください。
まず裏のネジを5つ (一つは埋まっている) 外すのですが、ここが難関でした。古いせいもあってネジに樹脂がまとわりついて完全に固着していて、ネジの穴を潰しそうになりながらなんとか作業しました。一本は途中で折れてしまいました。
次に内カバーを外します。ここのネジは普通に外せました。内カバーには基盤がついているのでケーブルに力がかからないように注意しながら外します。ここで基盤から端子を取ったほうが作業がしやすいのですが、順番を覚えていないと戻せなくなるので注意しましょう。
次に太鼓の皮を外します。すると板状のドンのセンサーが起こせるようになるので持ち上げて中のスポンジをコルクに交換します。僕が使ったコルクは切ってみたら中身がダンボールでしたが、問題なく使えました。
そして周りのカッのセンサーにビニールテープを巻きます。次に黒い穴開きスポンジを剥がしてビニールテープで全面を覆います。
それができたら全てを戻していきます。このときにセンサーと内カバーの間の空間にティッシュを詰め込みます。これが騒音対策なのですが、余裕があれば滑り止めも兼ねて粘土を詰めてもいいかもしれません。
最後に外カバーを付けて終わりです。pcに繋いだらメモ帳などを開いて叩いてみましょう。
まとめ
では改造したタタコンを実際に使ってみた感想です。
とりあえずwiiリモコンをpcに繋いでタタコンをwiiリモコンに繋ぎ、glovepieを起動してファイルを読み込みopentaikoで遊んでみました。
反応についてですが、ドンはとても反応が良くなっていて何なら指で押しても反応するようになってしまいました。バチで叩くと結構な確率で二回入力されてしまいます。調べてみるとどうやらビニールテープを使って改造するとこのような現象が起こるそうです。カッはドンほど反応はよくありませんでしたがどちらも普通に使う分には問題はありませんでした。
譜面を作ったり踊り子を増やしたりもできて楽しめたので今回はこのへんで。
それでは、よいPCライフを!