かーく諸誌

趣味のいろいろ。

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Windowsの保存場所がわからないファイルをEverythingで高速検索する方法

こんにちは。かえるです。今回は、Windows上でファイルを紛失してしまったときに使えるEverythingというソフトを紹介していきます。僕もファイルが見つからないときや古い保存場所を忘れたファイルを掘り出すときに何度も活用しています。

それではどうぞ!

Everythingとは

everythingはファイル検索のためのフリーソフトです。「windowsエクスプローラでも検索できるじゃん」と思った方もいるかもしれませんが、エクスプローラ毎回一から検索するため検索が遅くなります。それに対してeverythingは起動時にインデックス(ファイルの索引のようなもの)を作成するため高速で検索ができます。

さらにeverythingは更新日時やサイズ、拡張子などを指定して絞り込むことも出来るのでより楽に探すことができます。正規表現にも対応しています。

公式サイトもあるようですが、僕は窓の杜からダウンロードしました。そちらのリンクを貼っておきます。

forest.watch.impress.co.jp

使い方

ダウンロードして開くと何もない検索画面が表示されます。インデックス作成に15秒くらいかかるので(左下に情報が出ています)しばらく待ちましょう。インデックスが出来るとPCの全ファイル・フォルダが(デフォルトでは)名前順で羅列されます。

上の検索バーに入力して検索することができます。

AND

単語をスペースで区切って入力するとAND検索(すべて含む)ができます。

Tシャツ デザイン

のように入力すると「Tシャツ」と「デザイン」の両方を含むものが見つかります。

OR

|で区切って検索します。

りんご|バナナ

のように入力すると「りんご」か「バナナ」のどちらかを含むものが見つかります。

NOT

!をつけて検索します。

こたつ !みかん

のように入力すると「こたつ」を含むもののうち「みかん」を含まないものが見つかります。

拡張子

拡張子名をそのまま入力します。

猫 .png

のように入力すると「猫」を含む.pngファイルが見つかります。

更新日時

dm:に続けて入力します。比較演算子も使えます。

dm:>=2022/08/02

と入力すると2022/08/02以降に更新されたファイルが見つかります。

サイズ

size:に続けて入力します。比較演算子も使えます。

size:>1gb

と入力すると1gbより大きいファイルが表示されます。

 

sites.google.com

↑このサイトにたくさん検索方法が載っています。

実用例

・去年作ったパンフレットを探したい

パンフレット dm:lastyear

・4~5年前くらいにダウンロードした「電池の作り方」という項目があったpdfを探したい

dm:2017-2018 *.pdf content:電池

contentは全文検索です。だいぶ負荷がかかるのでpdfならできればその他の条件で100件以内に落としてから検索しましょう。

まとめ

ということで、今回はいざという時に活躍するファイル検索ソフトEverythingを紹介しました。

では、今回はこのへんで。

それでは、よいPCライフを!

タイピングを五本指に矯正する

こんにちは。かえるです。今日は、最近僕がタイピングの矯正に取り組んでいることとその成果についてです。

僕は昔から両手の人差し指だけを使う二本指(一本?)をしていて、ある程度までしかタイピングの記録を伸ばすことができませんでした。そこで、最近は両手の指をすべて使う五本指タイピングへと転換するべく2日に一度くらいのペースで練習を続けています。ちなみにこのブログは全て二本指で書いています。五本指へと切り替えられるように練習しています。

二本指の最高点

僕がいつもタイピング練習に使っているのは寿司打やe-typingの腕試しチェックなどなのですが、

typingx0.net

www.e-typing.ne.jp

二本指だと寿司打では3000円コースで5180円(2180円得)e-typingでは202(B+)が最高点でした。しかしなんとなく自分の中で限界を感じていて、これ以上の点数は出せないなと感じていました。

五本指タイピングの成果

現在五本指の練習を始めてから1週間ほどです。

前述の腕試しレベルチェックで練習しているのですが、最初の頃はうまく手が動かずにスコアは25位をウロウロしていて、EとE-を半々で取っていました。

現在(2022/8/2)はスコアが少し伸びて60位を行ったり来たりしています。E+とD-を交互に取る感じです。

いい具合に記録が伸びているのでこのまま練習を続けようと思っています。

まとめ

タイピングの練習をしていてブログを二本指で打つかどうか迷っていたので少し投稿が遅れているのですが、定期的にこのブログも更新していこうと思っていますので、しばしお待ち下さい。

では、今回はこのへんで。

それでは、よいPCライフを!

Opentaikoとタタコン改造で遊んだ話

こんにちは。かえるです。

先日、ふと「太鼓の達人したい!」と思ったので、PCの太鼓の達人エミュレータで遊ぶことにしました。実はエミュレータの存在は前から知っていたのですが、昔使っていた古いパソコンではスペックが足りずに断念していました。

この記事ではタタコンを買ってきてから色々ソフトを試す過程を書いています。

注意:この記事を読んで損害を被ったり怪我をしたりしても責任は取れません。自己責任で試してください。

それではどうぞ!

タタコン&コントローラ

まずは肝心なタタコンです。ちなみにタタコンとは家庭用ゲーム機など用の太鼓型コントローラです。付属のバチで叩いて使います。エミュレータならキーボードでも出来るのですが、やっぱり太鼓を叩きたいので買うことにしました。

そしてどの機種のタタコンを使うかですが、PCゲームなどではwiiリモコンを使うことが多いので(bluetooth機器なので扱いやすいから)、それに接続できるwiiタタコンを買うことにしました。近くのハードオフに行くとジャンクコーナーにwiiリモコンが330円、wiiタタコンが550円で売っていました。実質今回の出費はこれだけです。

そして電池を入れてsyncボタンを押すと無事pcと繋がりました。このとき普通の設定アプリからではなく「パーソナルエリアネットワークに参加」というところから接続しました。詳細はググってみてください。

次にglovepieをダウンロードして太鼓をキーボード入力に変換します。公式サイトは閉鎖していますがInternet archiveからダウンロードできました。またgoogleで検索すると太鼓さん次郎 (エミュレータ) 用のglovepieのプログラムも出てきたので、読み込んでrunすることで無事タタコンで入力できるようになりました。メモ帳などを開いて叩くと

左カッ→d

右カッ→k

左ドン→f

右ドン→j

が入力されます。

エミュレータ

次はエミュレータです。これがないと太鼓の達人は遊べません。

まず試したのは太鼓さん次郎です。エミュレータの中ではとても人気があります。本家風のスキンを入れて叩いてみました。感想は

長所…動作が軽い。シンプル。

短所…どこか物足りない。例えば成績発表のボイスがなかったり、グラフィックも味気ない。それと機能が少ないのでカスタマイズ性が悪い。

という感じでした。

そして色々調べているとOpentaikoというものを知りました。どうやらTJAplayer3というソフトをベースに作っているようで、オープンソースとなっています。

ちなみにこの3つは同じ.tjaという拡張子の譜面ファイルに対応していて、少し独自の機能があったりしますが基本的にファイルは共有できます。そしてこれを作成する専用のソフトもあり、音源と根気があれば新しい譜面を作ることもできます。

さらに操作もほとんど同じなのでglovepieのプログラムも編集せずに共有できました。

Opentaikoの話に戻って、このソフトも本家に近づけるためのスキンを配布してくださっている方がいます。opentaikoの最新版は0.5.4 (2022/07現在) で、discordサーバーを訪ねると対応したスキンを見つけることができました。古いスキンは使えないので注意しましょう。そして遊んでみた感想はこんな感じです。

長所…機能が多い。より本家に近いスキンをゲットできる。カスタマイズ性が高い。(踊り子や背景・フォントなどスキンも簡単にいじれる)

ちなみに僕はスキンを入れたあとにconfig.iniをいじってフォントを変更して遊んでいます。

短所…少し動作が重い。必要ない処理がある。(太鼓の向きを聞いたり「通信中」の表示が出るなど)

本家に近づけすぎたためにこのような処理が入っています。

ちなみに先ほどとは別のdiscordサーバーには現在収録されているすべての曲を配布している場所があります。

太鼓さん大次郎2に曲を一気に入れたいのですが最新の曲を全部ま... - Yahoo!知恵袋

↑ここで紹介されています。ダウンロードしたフォルダのジャンルごとにbox.def (ジャンルの設定ファイルです) 以外の中のフォルダをすべてopentaikoのsongsフォルダのジャンルに移すと読み込めます。全部で3GBくらいあったのでスペックが低いPCは厳しいかもしれません。

段位道場についても配布している方がいるのでダウンロードして遊べます。

タタコン改造

次はタタコンの改造についてです。

wiiタタコンは標準状態では反応が悪いので、分解して改造することによってすごく反応が良くなります。僕は色々なサイトを参考にして作業しているので、詳しくはググってみてください。

まず裏のネジを5つ (一つは埋まっている) 外すのですが、ここが難関でした。古いせいもあってネジに樹脂がまとわりついて完全に固着していて、ネジの穴を潰しそうになりながらなんとか作業しました。一本は途中で折れてしまいました。

次に内カバーを外します。ここのネジは普通に外せました。内カバーには基盤がついているのでケーブルに力がかからないように注意しながら外します。ここで基盤から端子を取ったほうが作業がしやすいのですが、順番を覚えていないと戻せなくなるので注意しましょう。

次に太鼓の皮を外します。すると板状のドンのセンサーが起こせるようになるので持ち上げて中のスポンジをコルクに交換します。僕が使ったコルクは切ってみたら中身がダンボールでしたが、問題なく使えました。

そして周りのカッのセンサーにビニールテープを巻きます。次に黒い穴開きスポンジを剥がしてビニールテープで全面を覆います。

それができたら全てを戻していきます。このときにセンサーと内カバーの間の空間にティッシュを詰め込みます。これが騒音対策なのですが、余裕があれば滑り止めも兼ねて粘土を詰めてもいいかもしれません。

最後に外カバーを付けて終わりです。pcに繋いだらメモ帳などを開いて叩いてみましょう。

まとめ

では改造したタタコンを実際に使ってみた感想です。

とりあえずwiiリモコンをpcに繋いでタタコンwiiリモコンに繋ぎ、glovepieを起動してファイルを読み込みopentaikoで遊んでみました。

反応についてですが、ドンはとても反応が良くなっていて何なら指で押しても反応するようになってしまいました。バチで叩くと結構な確率で二回入力されてしまいます。調べてみるとどうやらビニールテープを使って改造するとこのような現象が起こるそうです。カッはドンほど反応はよくありませんでしたがどちらも普通に使う分には問題はありませんでした。

譜面を作ったり踊り子を増やしたりもできて楽しめたので今回はこのへんで。

それでは、よいPCライフを!

関数電卓をスマホアプリで代用する【挑戦】

こんにちは。かえるです。最近、関数電卓スマホに統合しようと思って四苦八苦しているので、今日はそれについて書いていきます。それではどうぞ!

関数電卓はちょっとした計算が必要になったときによく使います。ただグラフ関数電卓は思いしかさばるしで持ち運ぶのは簡単ではありません。たぶんスマホの2倍くらいの重さがあると思います。

そして最初に見つけたアプリがこれです。

play.google.com

とりあえず使ってみましたが、重大な欠点がありました。

それは、関数を使うためのプログラムが動かないということでした。

このアプリ、少し仕様が変わっていて複雑な計算をするときはわざわざプログラム画面を開かなければなりません。標準の画面でも使うことには使えますが、わざわざ関数カタログを出して探さないといけなかったり、なにより数式表示ができません。

肝心のプログラム画面もスマホによってはRun(実行)ボタンを押すことができません。

そしてプログラムも普通に何行も書いても動かすことができません。僕の書き方が悪いのかもしれませんが、初心者に優しくないです。

このアプリは全体的に微妙でした。

結局一番良かったのはこのアプリです。

play.google.com

geogebraというアプリで、PC版は割と有名です。

このアプリの画面は式とグラフの二つに分割されていて、数式表示もできてグラフも使えアプリのキーボードを使って簡単に関数が入力できます。キーボードにないものは検索して入力ができます。

というわけで関数電卓の代用としてはこのアプリを使っています。

ところで、一番スマホにあったら嬉しかったのはXcasというPC等に対応したフリーのcas(数式処理システム)なのですが、公式サイトを見るとAndroid対応のアプリはXcas Padというサードパーティのアプリでグラフなどの描画ができません。一応別のapkもあるのですが、こちらは古く入れると他のアプリのインストールを求めてくるのでよくわからなく使うことができませんでした。

Xcasのホームページ↓

www-fourier.ujf-grenoble.fr

一応解決策としてwindowslinuxandroid上でエミュレートする方法も考えましたが、まだ実現には至っていません。それか格安のミニノートパソコンがあったらできるかもしれません。

これについても結構苦戦しているのでいつか記事にできたらいいなと思っています。

なにか良い解決策をお持ちの方がいましたらぜひコメント等で教えていただけるとありがたいです。

では、今回はこのへんで。

それでは、よいPCライフを!

 

三角関数を暗算して道具無しで目標物までの距離を求める方法

こんにちは。かえるです。先日、こんな記事を書きました。

karkpc.hatenablog.com

今回はこれの続きとして、三角関数を暗算で近似して目標までの距離を求める方法について取り扱います。道具無しで角度を測る方法も書くので、これを覚えておけば何もなくても距離を求めることができるようになります。

それではどうぞ!

三角関数の近似

理論

まずは肝心の三角関数の近似ですが、

sin x = x - x^3/3! + x^5/5! …

cos x = 1 - x^2/2! + x^4/4! …

という公式があるので、これを使います。(角度はラジアン)

3乗以降の項は計算が大変なので、かなり大雑把ですが

sin x = x

cos x = 1- x^2/2!

とします。

これでも工夫することで誤差を0.05ほどに抑えることができます。

そこで使うのが、

sin x = cos (π/2 - x)

cos x = sin (π/2 - x)

という公式です。xが大きくなるほど誤差が大きくなるので、これで変換してxをできるだけ小さくします。cosの近似のほうが正確なのでsinは π/6 (30°)、cosは π/3 (60°)を超えたら変換すると誤差を最小限に保てます。

ちなみにtanは

tan x = sin x / cos x

を使います。

度からラジアンに変換するときはπ/180 (0.0175)をかけましょう。

実演

試しにtan 14°を計算してみましょう。

まず14°をラジアンに変換します。

0.0175 × 14 = 0.0175 × 2 × 7 = 0.035 × 7 = 0.245

これでtan 0.245、つまりsin 0.245 / cos 0.245を計算すればいいことがわかります。

近似式より、

sin 0.245 ≒ 0.245

cos 0.245 ≒ 1 - ( 0.245^2 / 2! ) = 1 - ( 0.245^2 / 2 )

0.245^2を仮に245^2とすると、

245^2 = (200 + 45)^2 = 200^2 + 2×200×45 + 45^2

= 40000 + 18000 + 2025 = 60025 ≒ 60000

位を合わせて0.06 つまり

cos 0.245 ≒ 1 - ( 0.06/2 ) = 1 - 0.03 = 0.97

tan 0.245 ≒ 0.245/0.97 ≒ 0.245 × 1.03

仮に245 × 103として

245 × 103 = 24500 + 245×3 = 24500 + 735 = 25235

位を合わせて0.25235

よって、tan 14° ≒ 0.25235だと求まりました。

実際に計算すると0.2493で誤差0.03で、比較的小さいことがわかります。

手で角度を測る

次は道具を使わずに目標までの角度を測る方法です。

イメージはこんな感じです。

ここでbは測定する人の目の高さです。

この図からも分かる通り計算にはtanの逆数が必要になるのでtan xを求めるときにcos x/sin xを求めてもいいかもしれません。

そしてθの角度をどうやって測るかですが、調べていると天体観測のときに使う方法を見つけました。

どうやら拳を握って前に突き出すと拳の大きさがだいたい10°になるというものがあるらしく、自分で握って計算してみたところ8.5°くらいでした。なので僕の場合は親指の先を人差し指の上に乗せてアーチを作ると10°くらいになりました。

ちなみに指一本は約2°になるようです。(自分の場合は1.85°でした)

これを使って、拳の上端を目と水平にすることによって下端が10°となり、測ることができます。

距離を計算する

それではいよいよ距離を計算していきます。

今回は測定して14°だったと仮定します。

上の式よりsin 14° ≒ 0.245 cos 14° ≒ 0.97なので、tanの逆数を出すために

0.97/0.245 ≒ 1 × 4 = 4

測定する人の目の高さを1.6mとすると、

1.6 × 4 = 6.4

よって目標物までの距離はだいたい6.4mであることが求まりました。

実際に計算すると6.417mで、それなりに正確なことがわかります。

まとめ

ということで、今回は三角関数の暗算と手で角度を測る方法について紹介しました。

三角関数の暗算は電卓でもない限り無理かと思っていましたが意外と暗算でもそれなりに近似できることがわかりました。

手の角度測定についてはもしかしたら2つの目印から自分の現在地を特定するなんてこともできるかもしれません。

今回の記事が面白かったり役に立ったと思った方はぜひまたこのブログを見に来てください。

それでは、よい暗算ライフを!

暗算で冪乗・冪乗根・対数などを近似する方法

こんにちは。かえるです。先日、風呂に入っているときに考え事をしていてふと、

暗算で対数を計算したい!

と思い立ってしまいました。しかし僕はお世辞にも暗算が得意な方ではないので、簡単なやり方を探しました。そこで、対数のついでに冪乗・冪乗根についても調べたところ面白いやり方を見つけたので備忘録として書いておきたいと思います。

それではどうぞ!

冪乗

まずは基本となる冪乗です。これのネックは

  • 桁が多い
  • たくさん数字を覚えなければならない

などでしょう。桁が多いのは近似(切り捨てる)と指数法則(桁数の足し算)でどうにかするとして、たくさんの数字をどうするか調べていたところ、こんなやり方を見つけました。6^11を例に取ると、

11を2進数で表して1011

11 = 2^3 + 2^1 + 2^0

6^11 = ((6^2)^2)^2 × 6^2 × 6

6^2は36  36^2は35^2とするとインド式計算で1225

1225^2 ≒ 1200^2で1440000 ≒ 15×10^5

15×10^5 × 36 × 6はだいたい15×10^5 × 2×10^2

30×10^7 = 3×10^8

よって、大体3億くらいと求まりました。実際に計算すると362797056なので、最初の桁はあっていますが6千万くらい誤差が出ています。

まあこの辺に関しては慣れてくれば概数で切り上げたか切り捨てたか考えればだいたい補正できるようになると思います。もう少し計算ができる方はもう一桁くらい下まで計算するのもありです。

このやり方は計算途中で必要な数字が全て出揃うのでかなり楽です。

冪乗根

これに関しては一発で求める方法がないので何回も計算をしての近似になります。

暗算できそうなものを探していると、こんなやり方がありました。

50の5乗根を例に取ると、

まずは整数で近いものを探します。このとき目的の数より大きくても小さくてもいいです。今回は2^5=32を使います。

5 × 2^( 5-1 )  =  5 × 2^4  =  5 × 16  =  80

50-32 = 18

18÷80は20÷80として大体0.25

2+0.25 = 2.25

これが大体の値です。もっと近づけたい方は

5 × 2.25^( 5-1 ) としてその先は繰り返しでOKです。試しに計算すると、

2.25^4は2.2^4として4.84 ≒ 4.8

4.8^2 = 23.04 ≒ 23

2.25^5 ≒ 23×2.2 = 50.6

50-50.6 = -0.6

-0.6÷23 ≒ -0.1÷4 = -0.025

2.25-0.025 = 2.225

よって、大体の値が求まりました。実際に計算すると約2.186724なので結構近いことがわかります。もっと近づけたい方はこの計算を繰り返せばいいです。

当てずっぽうで出すよりかなり楽だと思います。

対数

これがメインです。桁からして違う大幅にスケールの違う数を直線状に並べるのに便利です。

これを出すには2の冪乗から出す方法が簡単です。そしてこの計算をするのに覚えておいたほうがいい数字がいくつかあります。一覧で書くと、

  1. 2の冪乗(できれば対数を出したい数値まで)
  2. √2 = 1.414…
  3. できれば2の4乗根,8乗根,…(無くてもいい)
  4. 対数の底にしたい数字と2の対数(今回はlog(2)10で0.3…)

こんな感じです。ちなみに僕の場合は2の冪乗は2^18(262144)まで覚えています。

それでは試しにやってみましょう。

log(10)1700を計算すると、

まず2の冪乗で1700に近いものを探します。今回は2^10=1024を使います。

√2=2^0.5を使って1700に近い数値を作ります。

2^10.5 ≒ 1024×1.414 ≒ 1000×1.4 ≒ 1400

次に2の4乗根を使ってより近づけます。わからない方は前述の累乗根を使って求めましょう。ここでは実際に求めてみます。

1.2^2 = 1.44 ≒ √2

2×1.2^(2-1) = 2×1.2 = 2.4

√2 - 1.44 ≒ 1.41-1.44 = -0.03

-0.03÷2.4 ≒ -3÷240 ≒ -1÷8÷10 = -0.0125

1.2-0.0125 =1.1875

2^0.25 ≒ 1.1875 ≒ 1.19 ≒ 1.2

求まったので近づけていきます。

2^10.75 ≒ 1400×1.2 = 1680 ≒ 1700

よってlog(2)1700 ≒ 10.75であることがわかります。

ここから対数法則と上のリストの(4)を使って、

log(2)1700 × log(10)2 = log(10)1700

10.75 × 0.3 ≒ log(10)1700

log(10)1700 ≒ 3.225

大体の値が求まりました。実際に計算すると約3.23044なので結構近いことがわかると思います。

底を10以外の数(例えば3,5など)にしたいときはlog(3)2やlog(5)2などを覚えておけばOKですね。

まとめ

こういう暗算をするときはいろいろな数値をだいたいでいいので記憶しておくと計算が早くなります。二桁×二桁の計算などもインド式計算などで楽にショートカットできる数値があるので(例えば○5×○5など)覚えておくと便利です。

それでも計算に慣れてくれば自然と覚えられるようになるのでいろいろな数値で練習して数値と計算方法を忘れないようにすることが大切ですね。

それでは今回はこのくらいで終わりにしましょう。

またこのブログを見に来てくれるとありがたいです。

それでは、よい暗算ライフを!

【ネタ】数を体で数える限界に挑戦してみた

こんにちは。かえるです。今回は、体を使ってどこまで大きな数を数えられるかに挑戦してみたいと思います。

絵は全てオリジナルです。下手なので分かりづらかったらごめんなさい。

なお今回の記事では、とりあえず数えて他の数と区別できればいいので読みやすさは重視していません。ご了承ください。

それではどうぞ!

1. 両手

まずはどのようにすれば大きい数を手で表せるかを考えます。

まず真っ先に思いついたのは片手で31まで数える方法(わからない方はググってみてください)です。でもこれは指の曲げ伸ばししかパターンがないので、たとえば指を交差させるなどのパターンができません。もう少しパターンが増えそうだと思って調べているとこんなものを見つけました。

古代ローマ人が編み出した「両手の指だけを使って0~9999までの数字をカウントする方法」とは? - GIGAZINE

これなら片手で99まで表せるようです。

そして色々考えていると、16進数で数えればいいことに気づきました。具体的には、上のサイトを参考にして親指と人差指、中指と薬指と小指のそれぞれで16進数の一桁を表します。

とりあえず作りました。

親指と人差指(左)の方はどこの関節をつけるかで16パターン作っています。

その他の指(右)の方の最後の方は指と指の間を開いて最初の方と区別しています。

そしてこれで片手でff(255)、両手でffff(65535)まで数えられるようになりました。

これだけでも日常生活では十分な気がしますが、今回は大きい数を数えることが目的なので次にいきましょう。

2. 手の位置

次は手を置く位置です。

例えば頭の上や、お腹などです。

とりあえずこれも作ったので、まずは絵を見てください。

赤いポイントが手を置く位置です。黒と青色の文字はそれぞれての甲と平のどちらを上にして置くかを表します。

これで片手でf(15)、両手でff(255)、手の形と組み合わせてffffff(16777215)まで数えられるようになりました。

ちなみに色を指定するときによく使うRGBカラーコードは16進数6桁なのでこれで表せます。

3. 足と顔

最後は足と顔です。まあこれもとりあえず絵を見てください。

足の方は

1の位…指を曲げる

2の位…親指を人差し指に重ねる

4の位…足を外側に開く

8の位…膝を曲げる

顔の方は

1の位…口を開ける

2の位…片目を閉じる

4の位…眉毛を上げる

8の位…舌を引っ込める

という感じです。一応表を貼っておきます。

こんな感じです。

ということで、これで片足でf(15)、両足でff(255)、顔と組み合わせてfff(4095)

全て合わせてfffffffff(68719476735)まで数えられるようになりました!

まとめ

ということでなんと体を使って600億を超える数を表せました。

しかしこの数え方でfffffffffを数えてみると足のせいで動けないし疲れるしで実用性は皆無でした。

まあでもなかなかパターンを作るのも楽しかったので今回はこれで終わりにしましょう。

面白いと思った方はまたこのブログに来ていただけるとうれしいです。

それでは、よいPCライフを!